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Amazon SESとはなにか|7つの活用事例やメリットも紹介

Amazon SESとはなにか

SESは、「Simple Email Service」の略称です。Amazon SESは、デベロッパーが任意のアプリでの電子メールの送信を可能にし、費用対効果が高く、高可用性・柔軟で、スケーラブルなSESサービスです。

 

IPデプロイとEメール認証オプションは配信可能性を高め、差出人のレピュテーションを保護し、送信分析でメールの影響を測定します。また直ちに設定可能であり、トランザクション、マーケティング、大量のEメール通信などをサポートします。

Amazon SESの活用事例や概要7つ

様々なメリットを持つAmazon SESは、多くのツールで導入され、利用者の用途・ユースケースに合った形でサポートします。

 

Amazon SESの活用事例や概要について解説します。また、公式サイトの開発者ガイドには、メールの送受信方法、アクセス制限、OpenSSLによる送信方法、クォータなどが書かれています。

1:基本的なEメールの送受信

Netflixは、迷惑メールフォルダにメールが入りにくいなどの配信性能の高いAmazon SESを導入しています。移行前は、社内ソリューションの運用を維持する必要がありましたが、配信ソフトウェアの専用サーバーの実行などでオーバーヘッドの問題が生じました。

 

Amazon SESによるメールの送受信に移行し、SES専用IPオファリングと自社の戦略を組み合わせることにより、オペレーションが合理化されました。

2:テンプレートの活用

テンプレートにより、複数のメール受信者に送信するメールの構造を作成し、今後もまた使用可能です。

 

APIオペレーションを用いて、テンプレートを作成します。各テンプレートに、件名、テキストHTMLが含まれていて、件名と本文に、固有値に自動的に置き換えられる変数を入れます。送信の際に、送信先ごとの値を指定します。Amazon SESでは、変数は自動で置き換えられます。

 

テンプレートのリストは、コマンド「aws ses list-templates」で確認できます。

3:様々なデータベースとの連携

教育アプリ「Duolingo」でも、電子メールの送受信でAmazon SESが用いられています。AWSの他のデータベースと統合することができるメリットがあるため、Amazon SESを導入しています。

4:リンクのクリックログを判別

Amazon SESでは、アカウントのバウンス率、苦情率、拒否率を確認することにより、送信アクティビティがモニタリングされます。

 

モニタリングの機能により、添付したリンクのURLのクリック数履歴を確認できます。苦情率、拒否率が多い場合、メールを送ることができない場合があります。

5:送信したメールへのトラッキング機能や開封割合

マーケティング用のメールでは、一斉送信したメールが開封された割合を示す開封率や、どのくらいクリックされたかを知る必要があります。他にも、不達数としてのバウンス数などを取得できます。

 

トラッキングの出力先として、Cloud Watch、 Kinesis Firehose、Amazon SNSから選択できます。これにより、データの応用が可能です。

6:エラーメールへの自動配信停止

メールが届かなかったメールアドレスは、自動的に配信停止となります。他にも、IAMロールとLambda関数の作成手順により、単一のAWSリージョンで、SESのメール送信を一時停止できます。

 

世界レベルでの大規模な顧客エンゲージメントを支援するプラットフォームである「Iterable」でも、Amazon SESを用いており、安全なメール受信を評価しています。

7:大量にメール配信ができる

Amazon SES、AWS Lambda、S3(Simple Storage Service) を組み合わせることで、複数宛先に、HTMLまたはテキストメールの大量送信が可能です。

 

仕事の検索サイト「Adzuna」は、自社のソリューションに対してのみ課金すれば良いという点で、大量のメール送信の効率が良かったことを評価しています。

 

ただし、無効のメールアドレスに送信した場合、TCP/IPアドレスのスパムメールサーバーのフラグがついてしまうことには注意が必要です。

Amazon SESのメリット3つ

以前までは、対応リージョンはバージニア北部(us-east-1)、オレゴン(us-west-2)、アイルランド(eu-west-1)のみでしたが、最近では、日本リージョンとして東京リージョンにも対応するようになり、優位性は高まっています。

 

Amazon SESの利点は主に、セキュリティの信頼性、容易なスケールアップ、低コストの3つが挙げられます。他に、Postfixとの統合などを行うことが可能ですが、IMAPサーバーは含まれていないため、Outlookでは受信できません。

1:スケールアップが簡単

Amazon SESの導入後、メモリ・ハードディスクの増設、CPUのスペック交換など、Webブラウザ画面から容易にスケールアップできます。VPCがあることにより、様々なアプリケーションからメール送信できるため、安全にスケーリングを行うことが可能です。

2:セキュアな環境

Amazon SESは、AWSがISO 27100認証をはじめとする第三者機関により多くの認証を取得しているため信頼度は高いと言えます。

 

メールはEメールの検証標準であるSPFによりチェックされるため、なりすまし対策もできます。さらにメールはISPを通り、250 OKを出して受け入れられます(エラーの場合のコードは””550 4.4.7 Message expired: unable to deliver in 840 minutes.””)。

3:コストが低い

大規模なEメールの送受信システムを構築する上では、非常に高いコストがかかります。これはサーバーの管理、ネットワークの構成、IPアドレスの評価などに対処しなければならないためです。

 

Amazon SESは、SMTPサーバーを運用する上で不正中継防止のためにセキュリティホールを防ぐ、不適切メール対策としての監視、バウンスメールの比率を下げるための定期配信メールアドレスのクリーニングなどの役割を担います。

Amazon SESの使用方法

AWSのコンソールで、SESを開きます。次に、メニューで””domains””を選択し、””verify a new domain””を押します。送信に使うドメインを入力し、””generate a dkim settings””にチェック、””verify this domain””を押します。

 

次に DNSレコードを設定します。Route53を利用している場合は、””Use Route 53″”を押し、設定を行います。最後に””create records sets””を押すと、ステータスが””pending verification””になります。

 

最後にテストメールを送信しますが、サンドボックスの送信制限を受ける場合があります。メールアドレスのステータスを””verified””にし、再送信するとメールを届けることができます。

 

以上が、Amazon SESの始め方です。

Amazon SESの費用について

無料枠は、Amazon EC2またはLambda経由でホストされているアプリケーションからSESを呼び出す場合に適用され、月に62,000通まで無料で送信できます。

 

ただし、添付ファイルのサイズが1GB以上の場合等は追加料金に注意しましょう。また、Amazon SNSによって通知を受け取る場合には、通知数に応じて料金が発生します。公式の金額見積もりサービスにより月額料金の見積もりが可能です。

 

出典:Amazon SES 料金|aws
参照:https://aws.amazon.com/jp/ses/pricing/?nc1=h_ls

Amazon SESについて理解を深めよう

FAQからの抜粋です。Amazon SNSの違いとして、SESがメールのカスタムヘッダーフィールドや様々なMIMEサポートを行うのに対し、SNSは、HTTPやSQSなど、トランスポートプロトコルを介してプッシュ通知をリクエスト・受信するという点があります。

 

Amazon SESの詳しい情報は、公式ページに掲載されています。設定手順のマニュアル、よくある質問、チュートリアル、利用方法、仕組みなど、詳しく記されています。