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中途採用とは?理解しておくべき中途採用の8つのメリット・デメリット

中途採用とは?

中途採用とは、既卒、第二新卒、それ以外の職務経験者の採用を指します。既卒とは学校を卒業して3年間正規社員につかなかった人、第二新卒とは卒業して就職し入社3年以内に就職活動をした人です。

 

中途採用者は、社会人としてのビジネスマナーや職場環境を経験しており、企業にとっては即戦力を大きく期待できる採用形態となります。

中途採用と新卒採用の違いとは?

中途採用は、企業の年度計画を推進する中での欠員・増員への対応が主となり、新卒採用は企業の中長期計画からの新規人材採用となります。

 

従って、それまでの社会経験や職場経験からのスキルが直接問われ、即戦力を期待される中途採用に対して、新卒採用は、社会人マナーも含めて戦力としての将来の成長を見据えた、育成期間を伴う定期の採用形態となります。

中途採用とキャリア採用の違いとは?

中途採用は、募集職種が未経験でも採用対象となりますが、キャリア採用は、職種経験や知識・実績を踏まえて即戦力となる人材の採用となります。

 

従って、間接・直接部門とともに、傾向として専門性の低い職種が中途採用枠となり、専門性の高いシステム系や設計部門などはキャリア採用枠となります。ただし、専門分野であっても、育成を見込んでの中途採用は十分に企業の選択肢となっています。

企業が中途採用を行う目的とは?

企業は中長期的に、収益拡大のためのヒト・モノ・カネ・情報の経営体制を見直し、立案する計画に沿って、新規の人材を採用します。従って、年度途中に欠員が出るなど増員が必要となる場合には、速やかに人員の確保が必要となります。

 

企業にとって中途採用とは、中長期計画達成のための、人材の補完・強化の大切な取り組みとなります。

中途採用の5つのメリット

応募側にとっては、経験のある職種で戦力としての仕事の場を手にすることができる中途採用ですが、企業にとって、新卒採用と比べてどんなメリットがあるのでしょう。

 

ここでは、戦力性・コスト・採用時期・スキルなどから、エンジニアの中途採用における5つのメリットを紹介します。

中途採用のメリット1:即戦力になる

メリット1つ目は、中途採用では即戦力になるということです。もちろん職種未経験からの採用のケースもありますが、中途採用のほとんどは、同業種、同職種からの採用です。

 

業種で使用される専門用語や造語など、仕事の基本が身についていることにより実務をこなし易くなり、チームメンバーの仕事の中断や負担が軽減します。中途採用は、戦力としての即効性・効率性が大きく見込めます。

中途採用のメリット2:育成コストが削減できる

メリット2つ目は、中途採用では育成コストが削減できるということです。仕事の流れの把握は、他部門との関わりと商品知識が要となります。

 

新人研修ではこの部分を3カ月間試されますが、社会人経験者としてのビジネスマナーと職務経験があれば試用期間を待たずに実務軌道に乗っていけます。OJTの時間軽減も含めて大幅に育成コストが削減できます。

中途採用のメリット3:通年採用できる

メリット3つ目は、中途採用では通年採用ができるということです。中途採用は特定期間に発生する採用ではありません。年度中の不定期に発生する会社都合の採用形態であるため、会社サイドの最良のタイミングで選考日程や入社日を組むことができます。

 

新規事業所の要員増など、工事進捗スケジュールに合わせての柔軟な調整採用も可能となります。

中途採用のメリット4:競合他社のスキルなどを得やすい

メリット4つ目は、中途採用では競合他社のスキルなどを得やすいということです。中途採用の転職者は、社会経験や職務経験とともに、前職での企業との付き合い、取引先との人間関係などを併せ持っています。

 

同業種からの転職であれば、旧来の企業や人脈などのつながりから、競合他社の出店情報や新商品・新規参入分野の情報など、競合対策や差別化への基本情報も得やすくなります。

中途採用のメリット5:採用におけるブランディングができる

メリット5つ目は、中途採用では採用におけるブランディングができるということです。転職したいと考える人はあらゆる企業に潜在化しています。

 

そんな潜在層のターゲットに対して、自社をブランド化し、自社の魅力的なイメージを戦略的にHP等メディアを通して幅広く発信するブランディングで取り込むことにより、中途採用の募集時に、優秀な人材を集められる可能性が高まります。

中途採用の3つのデメリット

企業事情による年度中の人材の補充は、社会経験・職務経験のある即戦力を確保できる反面、中途採用者に社風の啓蒙や社内教育研修などに十分な時間を割けない実情も内在します。

 

ここでは、エンジニアの中途採用における3つのデメリットについて紹介します。

中途採用のデメリット1:コストがかかる

デメリット1つ目は、中途採用ではコストがかかるということです。中途採用は必要都度の採用となるため、一度で済ませるという訳にはいきません。それなりの戦力となる人材を確保するためには、ヘッドハンティング等エージェント料の支払いも発生します。

 

また、専門職の引き抜きともなれば、給与面でも現在の支給額同等以上の条件提示ともなり、コストのかさみは避けられません。

中途採用のデメリット2:大量一括採用ができない

デメリット2つ目は、中途採用では大量一括採用ができないということです。欠員補充・増員が基本となる採用形態なので、一括採用はできません。

 

その分コストがかかると同時に、採用してみたら期待値ほど戦力にはならないケースや職場に馴染めず辞めてしまうケースも発生します。定期定量の新卒採用と比較して、少数精鋭への絞り込みのハードルはかなり高くなります。

中途採用のデメリット3:会社の風土の浸透に時間がかかる

デメリット3つ目は、中途採用では会社の風土の浸透に時間がかかるということです。

 

先にも述べたように、欠員・増員時の即戦力として実務が優先されることや、社会人としての職務経験から自分なりの企業観や仕事の価値観がすでに身についていることにより、転職先の新たな企業理念や会社の風土をそのまま受け入れづらい背景があります。

 

仕事は出来ても辞めてしまう大半の原因は、ここにあるといえるでしょう。

中途採用がうまくいかない際の5つの解決策

少子高齢化が進む中、人手不足が深刻化する企業にとって、中途採用での戦力確保もなかなか難しい現状にあります。

 

違う視点に立っての経営資源の活用法、人手不足の解消法にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、エンジニアの中途採用がうまくいかない際の5つの解決策を見ていきます。

対策1:ITを活用する

対策の1つ目は、ITを活用することです。近年のスマホ、タブレットの普及で、私たちの生活に随分身近となったITですが、さまざまな企業支援ツールが用意されています。

 

資金や人材の少ない小規模事業や中小企業を対象にして、経産省の「IT導入補助金」制度は導入するITツールの費用の一部を補助金負担してくれます。ITの活用により人手不足の解消も可能となります。

対策2:60歳以上の社員を活用する

対策の2つ目は、60歳以上の社員を活用することです。生き甲斐の多様化や健康志向の高まりから、シニア人材は「少しでも長く働きたい」「まだまだ健康で活躍したい」という意識を持っています。

 

長年の職務経験からの専門性や多分野でのコミュニケーションスキルは、人手不足の時こそ即戦力であり企業のシンクタンクとなります。弱みの体力面はカバーし、強みの業界知識と人心掌握でのプロジェクトリーダーなどはシニア人材の適所として期待できます。

対策3:派遣社員を正社員として雇用する

対策の3つ目は、派遣社員を正社員として雇用することです。モチベーションは仕事の継続性や生産性の大きな要因となります。

 

働き方改革関連法の「同一労働同一賃金」もその1つですが、キャリアアップ助成金で、非正規雇用者を正社員化したり、両立支援等助成金で女性の職場環境を改善したりすることもモチベーションへの大きな働きかけとなります。

 

国の助成金、補助金制度の活用も人手不足への重要な対策となります。

対策4:派遣社員や業務委託を活用する

対策の4つ目は、派遣社員や業務委託を活用することです。中途採用で人材を確保するにはコストがかかり、コストに見合った戦力となる前に辞めるリスクも伴います。

 

仕事への意識調査の定期実施・活用により、派遣社員の適材適所を見直し生産性を高めたり、専門性を伴う作業は外部への業務委託に回したり、仕事の分散化への取り組みも効率性への対策となります。

対策5:業務の効率化を図る

対策の5つ目は、業務の効率化を図ることです。仕事から生まれたはずの組織が、やがて肥大化して組織が仕事を作り出します。業務の効率化は、シンプルに最短距離に人が動ける組織からしか生まれません。

 

定期的に部署ごとの業務フローを管理職会議等に持ち寄り、部署間での作業の重複チェック、不要な作業の消込チェック、IT化の検討箇所など、業務の定期更新チェックを通して効率化を図ることも省力化促進の対策です。

中途採用を活用しよう

中途採用について、理解しておくべき8つのメリット、デメリットを紹介しました。いかがでしたでしょうか。中途採用とは、社会人としての実践マナー・職務経験を兼ね備えた、実務予備軍からの抜擢採用です。

 

期待値も大きい分リスクも伴います。そのメリット・デメリットを十分に理解し、譲り合い認め合える開かれた職場環境で、エンジニアの中途採用による戦力強化をしていきましょう。