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エンジニアの長時間労働の解決策7選|改善の一歩は意識改革から

エンジニアの働き方改革を実現するには?

「休みが取りにくい」「納期に追われている」など、慢性的な人手不足、残業体質に悩まされているエンジニア事情では、長時間労働の解消である働き方改革は実現しにくい部分があります。

 

しかし、IT業界のなかでも、働き方改革に意欲的に取り組んでいる企業は増えています。エンジニアの働き方改革を実現するには、経営陣が責任者として本気で動くこと、業務が集中することを回避することなどが対策として必要になるでしょう。

働き方改革のメリット

働き方改革のメリットは、働く場所や働く時間の取り方が柔軟になったことから、生活の快適性がとれることでしょう。例えば、在宅勤務が可能になったことで通勤時間を省けるため、その時間を家事や育児に使えたり、仕事の時間に当てることも可能です。

 

また、労働時間短縮で従業員の集中力が上がり、生産性の向上が期待できます。働き方改革に熱心な企業は、社員を大切にしている企業イメージのアップにつながるでしょう。

働き方改革の導入が抱える課題

働き方改革の導入が抱える課題として、職種によっては問題が出てくるケースがあります。エンジニアなど、企業の根幹的な内容や顧客情報と絡む重要情報を扱う仕事であれば、在宅勤務によって情報漏洩リスクが高まります。

 

また、これまで遅れが出れば残業で取り戻していた部分が抑えられてしまうと、成果として出てこなかったり、結果的に利益が低迷する可能性があるでしょう。

エンジニアが長時間労働になる原因6つ

次は、エンジニアが長時間労働になる原因6つについて紹介します。エンジニアの働き方改革を成功させていきたい場合は、長時間労働になっている原因としっかり向き合う必要があるでしょう。

 

エンジニアが長時間労働になる原因には、技術力が高いほど仕事が増える・下請け企業ほど仕事が多い・客先常駐が多い・修正やトラブル対応が多い・納期が厳しい・改善を求めにくい業界体質である、などがあります。

エンジニアが長時間労働になる原因1:技術力が高いほど仕事が増える

エンジニアが長時間労働になる原因として1つ目は、技術力が高いほど仕事が増えることです。一言でエンジニアといえど、個人差が大きくあり、持っているスキルレベルは異なります。そのため、仕事ができるエンジニアには業務が集中し、仕事量に偏りが出てしまうでしょう。

 

同じようなレベルでできる人材が他にいないと業務を分けることが難しく、一部社員のみ長時間労働が解決しないことがあるでしょう。

エンジニアが長時間労働になる原因2:下請け企業ほど仕事が多い

エンジニアが長時間労働になる原因として2つ目は、下請け企業ほど仕事が多いことです。エンジニアという職種は、多重下請けを行っていることが多く、業界のピラミッド構造が出来上がっています。

 

業界ピラミッドの一番上にいるのは、大手の発注者である大企業で、下層の企業に注文する部分です。ピラミッドの下部にいけばいくほど、細かな仕事が多く、長時間労働が発生しているケースが多いでしょう。

エンジニアが長時間労働になる原因3:客先常駐が多い

エンジニアが長時間労働になる原因として3つ目は、客先常駐が多いことです。客先常駐とは、自社でなく、顧客の会社に行って常駐して働くことです。エンジニアの職種では多く見受けられます。

 

客先常駐エンジニアは、行先を選べないため過酷な労働環境先に送られてしまうケースが多く、長時間労働が発生しやすいといわれています。自社に不満を言っても、お客様の都合だから黙って従うようにと言われるだけで改善につながらない可能性があります。

エンジニアが長時間労働になる原因4:修正やトラブル対応が多い

エンジニアが長時間労働になる原因として4つ目は、修正やトラブル対応が多いことです。エンジニアは、修正案件やトラブル対応が多い仕事です。システムが正常に動かなくなると業務に多大な損害を与え、会社の利益にも関わってきます。

 

直ちにシステムを正常に動かすため、問題原因を突き止め、修正作業に対処しなければなりません。予期せぬ修正作業の発生や、修正作業が長引くと長時間労働が発生するケースが多いでしょう。

エンジニアが長時間労働になる原因5:納期が厳しい

エンジニアが長時間労働になる原因として5つ目は、納期が厳しいことです。開発案件では納期が定められていることが一般的で、納期が厳しい案件では間に合わせるために長時間労働になってしまうことがあります。

 

納期の融通が利くクライアントもあれば、納期厳守のクライアントもあります。特に納期が近くなると、システムエンジニアやプログラマーなど、夜遅くまでの残業が定番化しているところも多いでしょう。

エンジニアが長時間労働になる原因6:改善を求めにくい業界体質である

エンジニアが長時間労働になる原因として6つ目は、改善を求めにくい業界体質であることです。エンジニア業界は、上下関係が厳しく、労働環境の改善を求めにくい部分があります。「君ならできるよね」と上から期待されてしまうと、NOと言いにくいこともあるでしょう。

 

成果主義で納期を守らなければいけないことは、エンジニア自身も理解しているため、労働時間に不満があっても我慢してしまう人は多いです。

エンジニアの長時間労働の解決策7選

次は、エンジニアの長時間労働の解決策7選について紹介していきます。具体的にどのような解決策があるか抑えていきましょう。

 

エンジニアの長時間労働の解決策には、企業の首脳部が意識を変える・労働環境を部門で管理し把握する・個人の仕事量を公平に分配する・様々なシステムを活用する・業務の優先順位を意識させる・上司に相談しやすい環境を作る・効率化のための工夫をする、などがあります。

エンジニアの長時間労働の解決策1:企業の首脳部が意識を変える

エンジニアの長時間労働の解決策として1つ目は、企業の首脳部が意識を変えることです。企業の首脳部が本気で動いた企業の多くが、有給休暇取得の促進や長時間労働の是正など働き方改革に成功しています。

 

意識改革のコツとしては、人員数と業務量の確認、仕事に対して精神論で終わってはいないか、数値化できるところはする、などです。首脳部が意識を変え、現状を正しく把握することで、長時間労働を抑制できるでしょう。

エンジニアの長時間労働の解決策2:労働環境を部門で管理し把握する

エンジニアの長時間労働の解決策として2つ目は、労働環境を部門で管理し把握することです。部門で管理することで、どの部署が長時間労働しているか、問題があるのか把握できます。

 

労働環境を細かくわかっている部門が管理することで、より効果的な改革案を打ち出せるでしょう。細かく管理することで人不足が原因なのか、一部の人のみ残業体質になっているのか、業務体制が原因なのかなど問題もはっきりと見えてきます。

エンジニアの長時間労働の解決策3:個人の仕事量を公平に分配する

エンジニアの長時間労働の解決策として3つ目は、個人の仕事量を公平に分配することです。仕事が集中してしまう現状を変えるには、できる限り公平に分散させることで労働時間を均等にしていくしかありません。

 

エンジニアの力量によって、一部の人に仕事が集まっている場合は、本当に他の人では対応できないのか確認しましょう。人によっては他に仕事を回すことを遠慮して抱え込んでいる場合があります。

エンジニアの長時間労働の解決策4:様々なシステムを活用する

エンジニアの長時間労働の解決策として4つ目は、様々なシステムを活用することです。勤怠管理やWeb会議など、長時間労働軽減につながるシステムを入れていきましょう。

 

また、昔からあるタイムカードは賃金計算の集計に手間がかかるため、テレワークや直行・直帰が多い社員も使用しやすい勤怠労務管理システムを導入したほうが良いでしょう。

エンジニアの長時間労働の解決策5:業務の優先順位を意識させる

エンジニアの長時間労働の解決策として5つ目は、業務の優先順位を意識させることです。業務の優先順位を意識しないと全ての仕事が中途半端になり、無駄な労働時間を作っていることがあります。

 

業務に取り掛かる前に、重要度が高いか低いか緊急性が高いか低いか区分けしましょう。先に手をつけるのは重要度と緊急度が高い仕事です。重要度や緊急性が低い仕事は明日以降に回したり、手が空いた人に代わってもらっても良いでしょう。

エンジニアの長時間労働の解決策6:上司に相談しやすい環境を作る

エンジニアの長時間労働の解決策として6つ目は、上司に相談しやすい環境を作ることです。特に不満が上がってこないと、その状況に満足していると捉える上司もいます。

 

責任感の強い人ほど、一人で抱え込んでしまうため、日頃から上司と部下が話しやすい環境を作るようにしましょう。仕事とのメリハリは大切ですが、雑談ができる空気は必要です。日頃から話しやすい環境があれば、部下が自ら話してくれるようになります。

エンジニアの長時間労働の解決策7:効率化のための工夫をする

エンジニアの長時間労働の解決策として7つ目は、効率化のための工夫をすることです。業務を効率化するためには、テンプレートの利用やマニュアル化など効率化のためのアイテムを用意しましょう。これらを用意することで作業の時短が可能になります。

 

例えばビジネスメールでは、題名・冒頭挨拶文・署名をテンプレ化させたり、作業についてはマニュアル化させておくことで、誰かに教える時の手間が省けます。

長時間労働改善の成功事例

ある企業では、在宅勤務や外出時のモバイルワークを活用、Web会議も導入、時間外労働を夜型から朝方にしたりするなどしています。その結果、導入前よりも時間外労働が約13%減少したという結果が出ています。

よりよい働き方のために長時間労働の改善を!

エンジニアは残業の多い印象があり、働き方改革が求められている職業です。エンジニアは、予期できないトラブルや修正対応に追われたり、納期厳守という背景から残業体制ができてしまうので難しいところですが、体質を変えないと優秀なエンジニアが離れていきかねません。

 

働き方改革を導入し、徹底していくことで従業員の仕事に対する意欲を高めることもできます。よりよい働き方のために長時間労働の改善を図っていきましょう。