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ロールモデルって何?期待される6つの効果と求められる要件を紹介!

ロールモデルの意味とは?

ロールモデルとは、自分の行動や考え方など、キャリア形成の上でお手本になる人物のことです。ロールは日本語で「役割」、モデルは「お手本」を意味する言葉です。

 

皆さんは「こんな人になりたい」「10年後にはこの人と同じようなキャリアを形成したい」と思う人に出会った経験はないでしょうか。ロールモデルには、自らが習熟・習得したい能力を持っている人物を選ぶといいでしょう。

どんな人がロールモデルになるのか?

自分の理想とする立場を確立している人や、真似したいと思うような立ち居振る舞いをする人がロールモデルになります。

 

特に、身近にいる人をロールモデルにするといいといわれています。優れたロールモデルを設定することで自分の現状を認識し、成長するための道筋が見つけやすくなるからです。自分より秀でた人の存在を知ることが刺激になり、成長を促すと考えられています。

ロールモデルはひとり?

ロールモデルはひとりとは限りません。さまざまな観点から複数の人をロールモデルにすることができます。

 

例えば、私生活においてのロールモデルにも複数の人が考えられます。人付き合いの上手な人、真似したいファッションの人、素敵な趣味を持つ人などが個別のロールモデルになります。

 

社会人生活においても同様で、身近にいる先輩や上司などが、ロールモデルとなれば理想的だといえるでしょう。

ロールモデルを設定するパターンとは?

ロールモデルとは、その行動を真似したり学習したりすることによって自分の成長を促すきっかけとなる人物のことです。子供のころ、ヒーローやお姫様にあこがれたことはないでしょうか。人は人生におけるさまざまな成長段階で、それぞれのロールモデルに出会っているといえます。

 

ロールモデルの設定には上記のように自主的なものと、社会人になってから会社側から与えられるものの2種類があります。

自主的なロールモデル設定

自主的なロールモデル設定とは、身近にいる「格好いい人」「素敵な人」に気付き、そのような人物を自らのロールモデルにすることです。学校の先生や先輩、1番身近な両親や兄弟などもロールモデルとして適しています。

 

歴史上の人物や外国の人も優れたロールモデルになり得ます。「この人のようにはなりたくない」「こんな態度はとりたくない」など、反面教師もロールモデルとなることがあるでしょう。

会社側によるロールモデル設定

企業側でロールモデルを設定することもあります。従業員が将来にわたるキャリアプランを思い描きながら仕事をすることは、企業側にとってもメリットがあるでしょう。

 

企業は計画的にロールモデルとなり得る人材を育成し、それを社内に周知するなどして、社員のロールモデル設定に貢献します。同じ社内に目標とする人物がいることで、社員のモチベーションアップにつながることが期待されます。

ロールモデル設定で期待される6つの効果

人は、成長過程でさまざまなロールモデルに出会っています。自分を刺激する存在がいることで成長が促されます。ロールモデルに影響を受けて、今の自分があるともいえるでしょう。

 

以下では社会人にとってのロールモデル設定の意味や、期待される効果を6つ、紹介します。

ロールモデル設定で期待される効果1:キャリアプランが立てやすくなる

身近にいる先輩や上司がロールモデルになると、キャリアプランが立てやすくなります。目の前にお手本となる人物がいて、その人に近づくためにはどんなことをすればいいのかが具体的に思い浮かべられるからです。

 

仕事経験が豊富な先輩や、リーダーシップで課をまとめる上司などを見ることで、社員はなりたい自分を明確にイメージすることができます。目標が設定されると、次に必要なステップもわかりやすくなるでしょう。

ロールモデル設定で期待される効果2:成長の速度が高まる

憧れの上司や尊敬できる先輩など、身近な人をロールモデルにすることで成長の速度が高まることが期待できます。ロールモデルとなる人物と自分の現状を比べることで、目標設定ができるからです。

 

成長の第1歩は自分を客観視することでしょう。ロールモデルがあることで現時点での問題が意識づけされ、成長につながっていくと考えられます。

ロールモデル設定で期待される効果3:コミュニケーションが良好になる

ロールモデルに近づくためには、その人がどのような行動過程を経てきたのかを知る必要があります。理想とするロールモデルと意思疎通を図ろうとする姿勢が、コミュニケーションの良好化を招くでしょう。

 

上司や先輩といった人々とは接点が少ないため、会話に消極的な社員もいるでしょう。しかし、知りたいことがあり、共通の話題があれば、コミュニケーションは増えるのではないでしょうか。

ロールモデル設定で期待される効果4:組織全体が活性化する

理想とするお手本が身近にいる場合、社員はそのお手本となる人物とコミュニケーションを密にとり、行動のパターンなどを学び取ろうとするでしょう。コミュニケーションが良好になると、その良い影響は組織全体の活性化を促します。

 

また、ロールモデルを設定し目標が明確になった社員は、主体的に業務に取り組むことが考えられます。1人1人が目標を持つことで、社内の空気が変わることが期待できます。

ロールモデル設定で期待される効果5:女性が活躍しやすい環境作りができる

身近にライフイベントをこなしてきたロールモデルがいれば、女性社員は勇気づけられ、それをお手本にするでしょう。育児と仕事を両立している人をロールモデル設定にすることで女性のリーダー育成がしやすい環境になります。

 

ロールモデルは女性が活躍できる環境づくりに寄与するといえます。

ロールモデル設定で期待される効果6:離職者が減少する

若手の社員の離職理由として多く挙げられるのが「キャリアが想像できない」「成長が望めない」というものです。ロールモデルはこの問題を解決する糸口になるでしょう。

 

壁にぶつかった場合でも、それを乗り越えてきた先輩が実際に身近にいれば、それを支えにすることができます。ロールモデルを模倣し、アドバイスを求められる環境は、離職者を減少させるでしょう。

ロールモデルで求められる要件3つ

企業内でロールモデルを設定する際に気を付けることは、段階によってお手本になる人物は異なるということです。

 

例えば新入社員がロールモデルとするべきなのは、身近にいる若手社員でしょう。尊敬できる上司でもいいのですが、あまりに実態とかけ離れていると、ロールモデルとしての効果が薄れてしまいます。

 

以下では「新入社員」「中堅社員」「ベテラン社員」のそれぞれに必要なロールモデルの要件をご紹介します。

ロールモデルで求められる要件1:新入社員対応ロールモデル

新入社員にまず求められることは、先輩社員や上司から出される指示を的確に理解することです。質問がある場合は状況を把握し、タイミングを計って尋ねることも大切です。

 

また、社会人にとって時間を守ることは重要です。仕事が正確であることも必要な条件といえます。

 

新入社員には、上記のような要件を満たしていて、主体的に仕事に取り組む若手社員をロールモデルにするといいでしょう。

ロールモデルで求められる要件2:中堅社員対応ロールモデル

中堅社員は部下や後輩に的確に指示を出すことが求められます。また、上司からの指示を理解し、周りと共有することも必要でしょう。

 

横の連携をとっていくのも中堅社員の仕事です。他の社員や他部門と連携し、スケジュールなどを調整していく能力があることが理想的です。

 

中堅社員のロールモデルには、実務を推進していく積極性をもつ社員が適しているでしょう。

ロールモデルで求められる要件3:ベテラン社員対応ロールモデル

ベテラン社員は責任ある地位に就くことも多くなるため、チームや組織のパフォーマンスを最大限に発揮できるような舵取りが求められます。社内・社外を問わない交渉力も必要とされるでしょう。

 

後輩・部下のロールモデルになれるキャリアがあると、人材育成という面でも評価できます。ベテラン社員のロールモデルには、柔軟でありながら吸引力のある管理職を設定するといいでしょう。

ロールモデルを有効化する3つのステップ

設定したロールモデルを有効に活用するにはどのようにすればいいのでしょうか。理想像として眺めていても成長にはつながらないでしょう。

 

具体的な行動を「設定」「観察・分析」「模倣」の3段階にわけて紹介します。

ロールモデルを有効化するステップ1:ロールモデルを設定する

ロールモデルを有効化するには、まずロールモデルを設定しましょう。

 

ロールモデルを自主的に設定することが可能であればいいのですが、対象となるような人物が見つけられなかったり、社内の交流が不足していたりといった場合は、企業側がロールモデルを提示する必要があります。

 

その場合には前述したとおり、それぞれの段階に応じたロールモデルが必要になります。

ロールモデルを有効化するステップ2:ロールモデルの仕事などの進め方を分析する

単に「あの人のようになりたい」と思っているだけでは、ロールモデルは有効に作用しません。その人物の仕事の進め方を観察し、分析しましょう。

 

個別の場面でどのような行動をとっているのかを具体的に観察し、行動の理由やパターンを分析します。漠然とした憧れで済ませず、ロールモデルの行動を理解することで、自らのステップアップが可能になるでしょう。

ロールモデルを有効化するステップ3:ロールモデルの仕事などの進め方を真似る

ロールモデルの仕事の仕方を観察・分析したら、実際に模倣します。行動を真似ることで、理想とする人物像に近づいていきます。真似を繰り返すうちに、徐々に行動のパターンが身についていくと考えられます。

 

その際に重要なのは、単に真似をするのではなく行動の理由を考えること、また自分の行動を振り返って改善していくことです。

ロールモデルが次のロールモデルを生み出す

ロールモデルによって成長した人は、自分がどのようにキャリアを進めたかを理解しています。このような人物はロールモデルの有効性を評価しているため、あとから続く人材の育成にも力を注ぐでしょう。

 

ロールモデルが次世代のロールモデルを生み出すという好循環は企業を活性化し、発展に寄与するといえるでしょう。