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テレワークの導入が難しい理由5つ!従業員から見たテレワークのメリット

テレワークとは?

テレワークとは情報通信技術(ICT)を活用した働き方を指します。ICTとはInfomation Communication Technologyの略です。

「テレワーク」の言葉の意味は、「遠距離」という意味の”tele”と、「働く」という意味の”work”の2つの単語を組み合わせた造語です。

主に在宅・モバイルワーク・サテライトオフィスなどで仕事をする働き方です。メリットもありますが、導入するのにハードルもあり難しいのが現状といえるでしょう。

テレワークの導入は難しい?

諸外国では、テレワークなどのリモートワークへの移行が進んでいます。特にヨーロッパでは、国が主導して進めたということもあり、高い普及率となっています。

一方、日本を含むアジア圏での導入率はとても低いのが特徴です。日本でのテレワークの普及が難しい理由がどのようなことが考えられるのか、紹介していきます。

テレワークの導入が難しいとされる理由5つ

前項でも触れましたが、日本は欧米などの諸外国に比べて、テレワークの導入が難しく遅れているといわれています。

その理由としては、「個人」よりも「和」を重要視する国民性があげられるでしょう。また、「ご奉公」という考え方もいまだ一部では根強く残っています。業務が分担され、みんなで共に作り上げる、という傾向があります。

理由1:社内のコミュニケーションが減るため

テレビ電話会議で顔を合わせてたり、ビジネスチャットで連絡を取り合っていたりしても、Face to Faceのコミュニケーションは大切です。

テレワーク普及の難しい点は、たとえテレビ電話会議で顔を合わせても、画面越しであると現実感が薄れるということでしょう。

また、疑問や質問など確認したいことが発生した場合、直接指示を仰いだりできないため、連携がうまく取れず、かえって時間がかかる恐れもあります。その結果、生産性の低下にもつながるでしょう。

理由2:導入に時間やコストがかかるため

現時点でテレワークを導入している企業であれば問題は少ないでしょう。しかし急きょ、明日から始めるというのは現実的ではなく難しいです。

テレワークの導入にはある程度の時間と費用の問題があります。一見すると大規模な設備投資など必要なさそうですが、システム構築やセキュリー対策などのソフト面に時間と費用がかかります。

働き方の多様化とともに、不測の事態が発生した時のために会社の業務が滞らないよう、テレワークへと切り替えられる準備をしておくと良いでしょう。

理由3:評価制度の見直しが必要なため

会社に勤めていると、仕事に対する評価・査定は必須です。月々の給料やボーナスの支給基準となるからです。

成果主義の諸外国に比べて、日ごろの勤務態度や働きぶりも加味される日本では、自宅や会社以外の場所で働く場合、上司のチェックが難しくなります。

従来とは違った評価制度を導入するにはシステムの見直しや、社員への制度変更の徹底に時間もかかり難しいので、導入が遅れる原因ともなっています。

理由4:情報漏洩のリスクが生じるため

企業では通常、情報管理を徹底しています。また、社外秘としている情報など、一カ所にあれば管理もしやすく漏洩のリスクも低くなります。

テレワークでは、従業員個人が各自の自宅やそのほかの公共の場所などに重要な資料や情報を持ち出すことになります。

社員一人ひとりに徹底した情報管理を行ってもらう、またその意識を持たせることは必要ですが、難しい一面でもあります。

理由5:業務管理が難しいため

テレワークは、自宅や勤務先ではない場所での仕事が可能になるため、柔軟な働き方が可能になります。

一方、人はどうしても誰かの目がないと自分を律することが難しいという側面もあります。管理する側も、見えない場所での労働に対して、成果物以外の労働をどう管理・評価していくかが課題となりそれが難しい点でもあります。

テレワークでの勤務が難しい業種・職業3つ

テレワークの勤務形態にいろいろなメリットがあることは、導入を検討する企業が増えつつあることでも分かります。

しかし全ての職種・業務に有効ではありません。PCや書類を用いる仕事ばかりではないことが理由としてあげられます。医師や救急・消防士、警察官といった職業ばかりではなく、修理修繕、建築関係といった職業もテレワーク化は難しいでしょう。

次の項目では、従事している人も比較的多く、テレワーク勤務が難しいとされている職種をあげてみました。

業種・職業1:製造業

多くの製造業では、工場でのライン生産が主な業務内容です。従業員が個人の自宅で仕事をするのは難しいというより不可能に近いと言えるでしょう。

このような生産業が日本の経済を支えていて、労働人口が多いことから、テレワーク化率が低い原因の1つとしてあげられるでしょう。

また同じ製造業の会社であっても、部署によってテレワークが可能である場合が生じます。従業員間での違いが不満となる恐れがあるので、テレワークに踏み切れないといった理由も考えられるでしょう。

業種・職業2:接客業

客が店舗や施設に訪れる接客業も、テレワーク導入が難しい職種の一つです。

一部ではAI化が進み、ロボットが対応するホテルのフロントや、電子マネーによるキャッシュレス決済を活用したセルフレジなどが導入されていますが、きめ細やかなサービスを提供するまでには至っていないのが現状です。

業種・職業3:経理

経理の仕事というのは、書類が中心の部署でもあります。同じ会社の中で他部署がテレワークを実施していても、経理は難しいというケースもあります。

自社がペーパーレス化を推進していても、取引先が未導入だった場合は足並みが揃わないといった問題点があります。また、はんこ文化がその妨げになっているともいわれています。

従業員から見たテレワークの導入による利点5つ

雇用主である企業や会社側から見ると、テレワークの導入には難しい点がいくつかあります。しかし、働く側から見た場合はメリットも少なくありません。

働き方に幅ができるため、いろいろな事情で仕事を諦めていた人にも、働く機会が与えられるようになります。

次の項目では、働く人のテレワークの利点を5つ紹介します。

利点1:育児や介護との両立がしやすい

今では以前とは違い、働き方も多岐に渡るようになりました。お母さんはいつも家にいて、子供の世話と家事で1日を過ごす、という家庭や生活様式ばかりではなくなっています。

女性が社会進出をすることによって、家事との両立が新たな課題となりました。テレワークはそのような悩みを解決する手助けとなる可能性があります。

育児や齢化による親の介護などの事情により、仕事を続けるのが難しいといった人たちに選択肢が増えました。

利点2:通勤時間を削減できる

郊外にマイホームを購入したけれど通勤時間が長くなってしまった、という話や日本の通勤電車の混雑ぶりが海外に紹介されたりと、通勤の問題には課題があるといえるでしょう。

テレワークであれば、長い通勤時間やその時間を削減して、仕事やまたそのほかのことに時間を使うことができるようになります。

会社に出勤するだけで疲れてしまう、といった効率の悪さも解消してくれるでしょう。

利点3:生活と仕事の調和がとれる

仕事と生活の調和とは「ライフワークバランス」という言葉に置き換えられます。政府による働き方改革でもこの言葉が使われており、耳にしたことがある人も多いでしょう。

短時間でも効率の良い働き方を目指すための取り組み、またその考え方です。いろいろな働き方が選択できることで、心身の健康が保たれ、その結果仕事の効率や生産性が高くなることを目指しています。

利点4:業務効率化

日本人は、時間あたりの労働生産性が主要先進国よりも低いといわれています。長時間労働にも関わらず、効率的でない働き方をしていることを示しています。

本人の能力は別にしても、IT導入などを進めればデータの共有もスピードアップしますし、テレワーク化により会議でわざわざ集まる必要もなくなります。

利点5:遠隔地の勤務地でも勤められる

毎日の通勤地獄から解放されるのみならず、本来であれば通勤が不可能と考えられるほどの遠隔地であっても、勤めることが可能になります。

さまざまな理由で住居を移ることが難しい人が、就きたい仕事を諦めていた、というケースもテレワークで解決できる希望もあります。

テレワークの導入は難しいがメリットも豊富にある

テレワークの導入が今すぐには難しい企業が多くあります。しかし、将来的にみれば、災害などの際に業務が止まってしまう危機を回避できる可能性があります。

従業員のモチベーションが上がれば生産性も高くなり、企業にとっても良いことがあります。

平素からリスク回避の一つとしてテレワークを取り入れるため、この機会に導入が難しいとされる課題を見直してみましょう。

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