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一目でわかる。個別契約書の目的と記載事項【労働者派遣契約】

派遣労働者の受け入れ時には基本契約と個別契約を結びます。

基本契約書は派遣先と派遣元が相互確認する事項が多いですが、個別契約書は法的記載事項が中心に記載されています。

本記事では個別契約書の目的と記載事項についてご紹介します。

個別契約書の記載事項の注意点

労働者派遣契約には、基本契約と個別契約があります。

個別契約は基本契約に付随するもので、派遣法等に掲げられている法定記載事項が主に掲載されています。

双方がこの法定記載事項を確認する目的で作成されます。

記載される事項は、この契約において派遣される派遣労働者の就労条件に結び付くものです。

特に労働者の人数や業務内容については慎重な確認が必要です。

労働者派遣契約を締結する際には、契約事項を定めると共に就業条件の内容に応じて派遣労働者の人数も定めます。

就業条件の組み合わせが1つだけの場合は、その組み合わせに応じた労働者数にします。

異なる複数の組み合わせがある場合は、組み合わせの内容や組み合わせごとに派遣労働者の人数を定める必要があります。

この人数とは、就業条件の組み合わせで常時いることとなる人数のことです。

複数人が交代で働く場合であっても、その複数人の人数を定めるものではありません。

たとえば午前と午後で1人ずつ従業する場合、人数は1人となります。

個別契約書の記載項目

個別契約書には主に法定記載事項を記載します。

たとえば以下のような項目を記載します。

個別契約書の記載項目(例)

個別契約書の記載項目(例) 
許可・届出番号 派遣元事業主の許可・届出番号を記載します。
1.業務内容 派遣労働者が従事する業務内容を具体的に記載します。
2.就業場所 派遣先事業所の支店名や所属部署、電話番号などを記載します。
3.組織単位 課やグループ等を記載します。
4.指揮命令者 指揮命令者の所属部署名や役職名も記載します。
5.派遣期間 派遣労働者の派遣期間を記載します。
6.就業日 基本となる就業曜日を記載します。
7.就業時間 就業時間を記載します。
8.休憩時間 休憩時間の開始時刻と終了時刻を記載します。
9.安全及び衛生 安全及び衛生に関する事項を記載します。
10.派遣労働者からの苦情の処理 【苦情の申出を受ける者】と担当者の所属部署名・役職名・電話番号を記載します。
11.労働派遣契約の解除にあたって講ずる派遣労働者の雇用の安定を図るための措置 労働者派遣契約解除の事前の申し入れや就業機会の確保、損害賠償等に係る適切な処置などを記載します。
12.派遣元責任者 派遣元責任者を記載します。
13.派遣先責任者 派遣先責任者を記載します。
14.就業日外労働 休日出勤がある場合は、1ヶ月の休日労働日数を記載します。
15.時間外労働 残業がある場合は、1日、1ヶ月、年間分の就業時間を記載します。
16.派遣人員 派遣人数を記載します。
17.派遣労働者の福祉増進のための便宜の供与 派遣労働者が通常利用する設備や、施設等の利用の便宜を図るように配慮し、その旨を記載します。

具体的な就業条件を決める個別契約書

個別契約書は、法定記載事項が中心の契約書で、これによって派遣労働者は具体的な就業条件が決められます。

派遣される労働者の人数や従事する業務内容の確認において欠かせない契約書として覚えておく必要があります。

※出典元:厚生労働省「労働者派遣(個別)契約書記入例