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【採用・人事担当者】派遣エンジニアが定着しない理由|定着率を向上させる方法

派遣エンジニアとは


派遣エンジニアとは、人材派遣会社から企業に派遣されて業務を行うエンジニアのことです。派遣エンジニアは人材派遣となるため、企業と労働者が直接雇用契約を結ぶことはありません。

契約としては、派遣会社と派遣エンジニアが雇用契約を結び、派遣会社と派遣先の企業が労働者派遣契約を結ぶという流れになります。また、派遣形態としては「常用型派遣」「登録型派遣」「紹介予定派遣」などの種類があります。

【人事担当者必見】派遣エンジニアが定着しない理由5選


「派遣エンジニアが長期的に定着しない」「すぐに辞めてしまう」といった理由にはどんなものが考えられるのでしょうか。

1:業務への不満

まず考えられる理由のひとつが業務内容への不満です。

聞いていた業務内容と実際の業務内容に違いがあった、業務内容が自分に合わなかった場合などです。派遣社員は正社員と違い、転職への決心がしやすいため、自分に無理だと思ったら辞めてしまう傾向にあるようです。

また即戦力を求める企業が、いきなり責任ある仕事を任せるなどした場合「給与に見合わない」と感じることも理由に挙げられています。

さらに派遣で働く人は「働く時間や時間帯を選べること」に魅力を感じている人が多いので、残業が多すぎる場合も不安に感じている人が多いようです。

2:職場内の環境になじめない

派遣社員は派遣先企業で詳細な面接を受けないことが多いです。そのため実際に働き始めた際に、職場の環境や人間関係になじめないこともあります。

また自社の社員が派遣社員を受け入れる体制がなかったり、派遣社員を正社員より下に見て接したりする企業では定着率も低くなります。

出典:派遣社員WEBアンケート調査|一般社団法人 日本人材派遣協
参照:https://www.jassa.or.jp/employee/enquete/200115web-enquete_press.pdf

3:業務内容が自分に合わずモチベーションが上がらない

内容が自分に合っていないと、業務に対するモチベーションの低下にも繋がります。

職場に来て間もないころであれば、ある程度の緊張感をもって仕事を行うことはできますが、自分に合わない仕事を任せられると徐々にモチベーションも下がっていくでしょう。

派遣社員は正社員と違って仕事を辞めることに対して決心がつきやすい傾向があるため、モチベーションが上がらないことを理由に仕事を辞めてしまう派遣エンジニアもいるでしょう。

4:責任感のない業務を任せられる

派遣社員の場合、あらかじめ担当する業務が雇用契約で決まっています。そのため、派遣エンジニアは派遣先企業では業務範囲の内容しか担当することができず、基本的に責任を負う必要がありません。

責任感のない業務ばかり任せられることに対して不満を持つ派遣エンジニアは、職場に定着せず辞めてしまうこともあるでしょう。

5:スキル不足のギャップを感じる

派遣エンジニアの持つスキルと実際の業務のスキルにギャップがある場合、スキル不足を理由に定着しない人もいるでしょう。

非常に幅広いIT技術分野が存在しているため、これまで派遣エンジニアとしてさまざまな現場を経験してきたエンジニアであっても、派遣先によってはスキルを活かせないケースがあります。

そのような場合、早期に辞めてしまう可能性があるため、派遣エンジニアを受け入れる際は必要スキルを事前にしっかりと検討しておく必要があります。

派遣エンジニアの定着率を向上させる方法6選


派遣エンジニアが定着しない状態になっていると、派遣エンジニアが辞めるたびに新しい派遣エンジニアを受け入れなければなりません。そのため、大変非効率な状態になってしまうでしょう。

ここでは、派遣エンジニアの定着率を向上させる方法について紹介していきますので、派遣エンジニアが定着しないことに悩んでいる人事担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

1:相談できる環境を整える

派遣エンジニアの定着率を向上させるためには、現場で派遣エンジニアに業務の指示を行う指揮命令者が、日頃からこまめに派遣エンジニアに声掛けを行うことを意識すると良いでしょう。

派遣エンジニアと日頃からコミュニケーションがとれていれば、業務について何か悩みや不満があった場合でも、すぐに仕事を辞めるのではなく指揮命令者に相談するという選択肢が生まれます。

2:正当な業務評価と報酬を考える

日々の業務や、仕事での成果に対する正しい評価が行われていないと感じている派遣エンジニアは、現在の職場を辞めたいと考えてしまうでしょう。そのようなことを避けるためには、正当な業務評価がなされていると派遣エンジニアに感じてもらうことが大切です。

たとえば、成果のみではなくプロセスをきちんと評価したり、評価に対する正当な報酬を用意したりすることにより、派遣エンジニアの定着率を向上させることができるでしょう。

3:教育研修の場を設ける

さまざまな現場を経験してきた派遣エンジニアであっても、職場が変わればやり方も変わるため、新しく覚えなければならないことが多いでしょう。

しかし、職場での教育研修が不十分な場合、スムーズに業務を進めることができなくなるため、派遣エンジニアが定着しないという状態になります。

そのような事態を未然に防ぐためにも、十分な教育研修の場を設け職場への理解度を深めてもらうことが派遣エンジニアの定着へと繋がるでしょう。

4:離職率を集計し期間内定着率を分析する

派遣エンジニアの離職率を集計している企業は多いですが、単なる離職率だけでなく、就業開始から離職するまでの期間内定着率を分析するのがおすすめです。

どのくらいの期間で派遣エンジニアの離職が発生しているのかを把握することにより、離職に繋がっている原因を明確にし、効果的な改善策を実行することができるようになるでしょう。

5:自社の社員が積極的にコミュニケーションを図る

派遣エンジニアは正社員と違う立場になるため、どうしても職場で疎外感を感じてしまいがちです。そのため、派遣エンジニアの定着率を向上させるには、職場のコミュニケーションが非常に重要だと言えるでしょう。

自社の社員が積極的に派遣エンジニアとコミュニケーションを図れば、派遣エンジニアも職場に打ち解けやすくなるでしょう。派遣エンジニアだからと言って特別扱いせずに、同じ職場で働く仲間として接することで、派遣エンジニアも働きやすくなります。

6:同一労働同一賃金制度を適用する

同一労働同一賃金制度は、正社員や派遣社員に関係なく、同じ作業や業務であれば同じ報酬を支払うという制度です。

同一労働同一賃金制度を適用することによって正社員と派遣エンジニアの報酬の差がなくなるため、待遇面に不満を持って仕事を辞めてしまう派遣エンジニアを減少させることができるでしょう。

出典:同一労働同一賃金とは|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html

募集の際に派遣エンジニアを定着させるための改善策3つ


派遣エンジニアの定着率を上げるには、業務内容やスキルなどのミスマッチを避けることがポイントになります。このようなミスマッチは募集の時点から発生しているため、募集内容を改善することで回避することが可能になります。

ここでは最後に、募集の際に派遣エンジニアを定着させるための改善策を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:依頼する業務内容を明確にする

募集内容と実際の業務内容に差異がある場合、派遣エンジニアが定着しないことに繋がります。そのため、募集をする時点で派遣エンジニアに担当してもらう業務内容を明確にしておくことが大切です。

業務内容が募集のとおりであれば、業務に入ってからも不満を感じることは少ないでしょう。

2:募集する要件を明確にする

最初から派遣エンジニアの募集要件が明確になっていれば、求められている人物像が派遣会社や派遣エンジニア側にもわかるため、業務開始後のミスマッチを防ぐことができます。

実際に派遣エンジニアの人選を行うのは派遣会社なので、募集の時点でどのような人材を求めているのかしっかりと共有しておくようにしましょう。

3:派遣エンジニアの希望スキルを明確にする

募集の時点で派遣エンジニアに求める希望スキルも明確にしておきましょう。どのようなスキルを求めているのかが事前にわかっていれば、スキル不足による派遣エンジニアとのミスマッチを回避することができます。

事前に必要なスキルや資格などを提示しておくことにより、業務遂行に必要なスキルを持った派遣エンジニアを受け入れることができるでしょう。

職場の環境を改善して定着率を上げよう


「業務内容が聞いていたものと違う」「職場の環境に順応できない」と感じると、なかなか派遣エンジニアは定着しません。

業務内容については派遣会社の担当者にしっかり伝え、自社の職場が派遣社員の受け入れ態勢が整っているかしっかり確認しましょう。