
派遣先担当者の実態を知る4:派遣社員を評価するポイントとは
■派遣先担当者の実態シリーズ
派遣担当者のモチベーション向上や処遇向上のために必要なのが、派遣社員の評価制度です。
では派遣先担当者は評価の必要性についてどう考えているのでしょうか。
ここでは派遣先担当者が派遣社員を評価する際のポイントについてご紹介します。
評価の基準は基礎的な能力が過半数
一般社団法人「人材サービス産業協議会」が調査した「派遣社員の評価に関する派遣先担当者調査結果」によると、派遣社員を評価する上で重要視することは「まじめさ」、「報告・連絡・相談ができること」、「責任感」となっています。
この3つを「とても重要視している」が約4割で、「まあ重要視している」を加えると約9割の派遣先担当者が重要と答えています。
また一方で「自分の考えを言える力」や「ストレス耐性」、「体力」などを重要視している派遣先担当者は2割未満という結果でした。
処遇向上や正社員登用の際に重要視されるのは「責任感」が最も多く、半数を超える結果となっています。
それに「まじめさ」「報告・連絡・相談ができること」が続きます。
さらに「積極性」や「臨機対応力」なども回答率が高くなっています。
エンジニアに徹底したい「報・連・相」の具体例
派遣エンジニアに重要視されるポイントとして、責任感やまじめさのほか「報告・連絡・相談ができること」が上位となっています。
いわゆる「報・連・相」は、職場のコミュニケーションを円滑化させるのに欠かせない要素です。
ただし「報・連・相」に時間をかけすぎても、業務の効率が落ちてしまいます。
重要なのはいかに「報・連・相」を効率的に行い、浮いた時間を業務に回せるかです。
エンジニアの「報・連・相」におすすめなのがプロジェクト管理ツールです。
このツールでは、業務内容をタスクごとに分け、状態(未着手・着手中・完了など)や担当者などを確認できます。
ツールを見ればわざわざ資料を用意しなくても、一目で進捗状況が分かります。
さらにチャットツールなどの優秀です。
誰かに質問をしたい場合、口頭で行うにはわざわざその人を探さなくてはいけません。
チャットツールを使えばデスクに居ながら疑問を解決できます。
またログが残るので、質問内容をあとで確認できます。
さらに現在進行形で行っている作業のスクリーンショットやソースコートなども添付できるのもメリットです。
ツールを活用することで、「報・連・相」だけでなく業務を効率化させることにつながります。
責任感だけでなく「報・連・相」も重視
派遣先担当者は派遣社員に、責任感やまじめさだけでなく、報告・連絡・相談ができることを求めていることが分かりました。
さまざまなツールを活用することで、「報・連・相」の時間を短縮し、効率化させることが可能ですので、検討してみてはいかがでしょうか。
※出典元:一般社団法人 人材サービス産業協議会「派遣社員の評価に関する派遣先担当者調査結果」