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時差出勤を導入する手順5つ|導入するメリット5つや注意することは?

時差出勤とは?

時差出勤とは、事業所が定める時間帯の中で、数時間ずらして出勤することができる制度のことを言います。朝の一定時間に通勤が集中する際にかかるストレスを、交通量を分散することで混雑を緩和させる事ができます。また、社員の健康管理(精神的・身体的)の負担軽減などのメリットもあります。

朝が変われば、毎日が変わる。「時差Biz」

フレックスタイム制との違い

時差出勤の大きな目的は出勤時間の分散化ですが、フレックスタイム制は生産性の向上を目的としています。両者とも働きやすさについては同義していますが、企業側が始業・終業時間を提示するものと、始業・終業時間や労働時間の長さを労働者本人が決める違いがあります。この制度の実施においては、労働時間に必ず出勤していなければいけないというコアタイムが定められています。

時差出勤を導入するメリット5つ

東京都の新たな取り組み「時差Biz」は、従業員による通勤の快適化・仕事の効率性向上・プライベートの充実などが挙げられています。また、企業にとっても社員の働く意欲や生産性の向上のメリットがあり、両者ともメリットが見込めるとしています。ここで「時差出勤を導入するメリット5つ」を詳しく紐解いていきましょう。

メリット1:業務の効率化

より効率的に業務を遂行できるように時間的・経済的なコストを削減することで、個人の生産性向上に加え、企業全体の業績を向上させる狙いがあります。その手段として、時差出勤は大きな影響を与えています。時差出勤によって、社員のメンタル面や健康管理を安定させることは、より良い商品・サービスを産み、会社の業績アップにも繋がるのです。

メリット2:通勤が快適になる

東京都が推進している「時差Biz」と呼ばれる取り組みの中に「満員電車ゼロ」が掲げられており、通勤時間の分散が目的とされています。毎日の通勤ラッシュはかなりの労力が必要で、社員の職務に少なからず影響を与えています。時差出勤の導入で満員電車を避けられることは、社員のストレスが大幅に軽減されます。

メリット3:ワークライフバランスを保つことができる

ライフスタイルにも貢献、生活リズムに合わせ仕事とプライベートの時間を効率化することができます。現在では、共働き家庭が多くを占め、家庭内でのライフタイム夫婦共同で行う家庭も増えています。例えば、朝の子供の幼稚園・保育園の送りを父親が担当し、迎えを母親が担当するなどです。育児や家事を分担し合い快適なライフスタイルを送るためにも、時差出勤制度は魅力的な制度と言えます。

メリット4:グローバル化の効率アップ

現代のビジネスシーンでは、時差のある国を対象にビジネス展開をする企業が増えています。グローバルビジネスにおいては、国間のビジネスには時差におけるタイムラグが生じますが、時差出勤によるタイムラグの緩和がビジネスの効率を促進します。時差出勤では、始業時間を遅くすれば終業時間も遅くなるので、勤務時間の延長がなくなり効率の良いビジネスライフが促進できます。

メリット5:自分の都合を優先できる

通勤のストレスが減るというメリットの他にも、自己管理のもと自分の都合を優先できます。例えば、小さなお子さんがいる家庭では幼稚園のお迎えに合わせられます。また、体調不良などの場合は、病院が開いている時間内に通院ができ、健康管理がスムーズにできるのもメリットです。

時差出勤を導入する手順5つ

時差出勤制度は、感染症のリスクを少しでも減らす目的でも推進され、多くの企業が賛同し、大きな効果を発揮しています。感染症が猛威を振るう以前から、政府の推進する「働き方改革」の一環としていた取り組みが現在とても効果を発揮し、現在もなお推し進められています。そこでさらに詳しく「時差出勤を導入する手順5つ」についてご説明をしていきます。

手順1:勤務時間を決める

時差出勤は、所定労働時間が8時間(休憩1時間)が一般的で、この時間帯枠は変わらず、「8時〜17時」「9時〜18時」「10時~19時」のように、きっちり8時間働くのが基本です。勤務時間の前倒しや遅らせるなどの選択肢が用意され、そのパターンの中から好きな時間を選択し、決められた時間の単位で社員が自由に選べる方式があげられます。

手順2:始業時刻を決める

時差出勤を導入するにあたって、所定労働時間帯のパターンから自由に始業時刻を固定、もしくは交代でそのパターンを適用する形が一般的です。時差出勤に似た制度として「フレックスタイム制度」があります。フレックスタイムは、時差出勤より自由度が高く、1日に働く時間の長さも自分で決めることができます。1ヶ月以内の総労働時間を決め、各日の始業・終業の時刻を社員が自分で決める仕組みのことです。

手順3:スタッフを選ぶ

企業の中では、営業事務と営業が混在する部署もあり、時差出勤のスタッフを選びます。外回りやグローバル企業を対象に業務を遂行している営業マンには、取引相手に合わせた調整できるメリットは大きいです。しかし、同部署の営業事務については、自由に始業時刻や終業時刻を選ぶというよりもローテーションで時差出勤をする方が業務を円滑に行えます。

手順4:時差出勤制度の周知

時差出勤の場合には、社員ごとに始業時刻が異なるため、実労働時間の把握は社員個人ごとに正確に行わなければなりません。時差出勤は、始業時刻・終業時刻が勤務パターンによって勤務状況が複数存在するため、その時差出勤制度を周知の必要性が出てきます。また、会社の業務や、社員の担当する職務によっては、多忙となる時間帯や必ず参加しなければならない会議があったりなどの調整が必要です。

手順5:勤怠管理のツール導入

時差出勤を実施することで、従業員の出退勤時間がバラバラになるため、一人ひとりの実労働時間をきっちり把握する必要があります。そのために、社員の勤務実態を正確に把握する便利なツールの導入もおすすめです。時差出勤によって不足しがちなコミュニケーションをビデオ会議や、煩雑なシフトを管理するシステムなど、自社のニーズにあった機能を持つシステムもおすすめです。

時差出勤を導入する際に注意すること

時差出勤を導入する際に注意することは、時間管理が難しいなどが挙げられます。毎日の朝礼にて行っていた業務進捗の報告は、全員が揃う日中になるケースも出てくるでしょう。他の打ち合わせやミーティングも日中に集中してしまうため、時間配分の調整が難しくなったりします。また、終業時間が来ても帰りづらく、結果残業になるケースも出てくるので、時間管理は個人でしっかり管理する必要があります。

社員の健康を管理する

時差出勤制度の導入に慣れるまでの間、始業時刻が日によって異なることで、社員が生活リズムを崩してしまう可能性があります。東京都が推進している「時差Biz」は、通勤ラッシュの分散化を推進し、ラッシュ時のストレス軽減に期待できます。しかし、生活リズムが一定でないことから体調を壊す可能性が浮上し、健康管理に要注意が必要になります。会社側は、社員の健康・体調への配慮を心がけましょう。

深夜残業に気をつける

時差出勤を導入する際に注意することの一つに、労働時間について「午後10時」を超える場合は注意が必要です。なぜなら、通常午後10時から午前5時までは「深夜労働」対象となり、深夜割増賃金(残業代)が発生します。始業時間「午前9時」から仕事を始めて、深夜まで残業をすると、その割増率は「50%」です。しかし、時差出勤の実働8時間以内では、割増率が「25%」と言うことをしっかり把握しましょう。

時差出勤をうまく活用しよう

時差出勤のメリットは、単なる通勤ラッシュの回避だけでなく、ワークライフバランスの向上や業務の効率化など大きなメリットがあります。東京都が推進する「時差Biz」は、朝の通勤ラッシュを回避するために、多くのサラリーマンの朝の働き方を変る新たな取り組みです。上手に活用して、プライベートとビジネスを両立させましょう。