MENU

出社手当を正しく理解するためのポイント5つ|出社手当の導入例2つ

出社手当とは?

2020年4月、新型コロナウイルスの流行により緊急事態宣言が発令されました。以降、世の中の働き方が急速に変化したのは記憶に新しいところです。

 

感染症の拡大を防ぐ目的で、多くの企業では対人接触機会を減らすためにテレワークが導入され、在宅での業務を行なう人々が多くなりました。

 

今回は、昨今のコロナ禍においても出社せざるを得ない社員に対して支給する目新しい制度、「出社手当」というものについて詳しくお伝えします。

コロナ感染拡大の影響

前述のとおり、多くの企業ではテレワークを導入することとなりましたが、なかには業務上やむを得ず出社しないといけない場合があります。

 

そこで、コロナ禍においても出社する社員を労い、感謝する目的で「出社手当」というものが誕生しました。主にはIT企業で広がりをみせている制度ですが、この先の社会情勢次第では、さらなる広がりをみせる可能性もあります。

テレワークに移行できない社員の救済

コールセンターや商品の配送など、職務上どうしてもテレワークに移行できない業種の方もいます。感染のリスクから身を守るために在宅勤務をしたいけど、どうしても出社しなければならない場合や、そもそも在宅勤務ができない方などです。

 

「出社手当」は、テレワークに移行できない人達を救済する意味も含まれているのです。

出社手当を理解するためのポイント5つ

「出社手当」には、押さえておくべきポイントが5つあります。この手当を導入することにより、企業と社員の双方にいくつかのメリットが発生します。

 

もしもあなたの勤務先で「出社手当」が導入された場合、あなたにもこれらのメリットが発生することになります。これから下記にて、その5つのポイントを解説していきますので一緒に確認していきましょう。

出社手当を理解するためのポイント1:出社手当を導入する背景

2020年4月の緊急事態宣言時に、総務省より「出勤者を7割削減する旨の要請」が出されました。これにより、人との接触機会を減らし新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐ試みが取り組まれたのです。

 

そして、会社や勤務先が突然休業となったり、在宅勤務に切り替わったりしたのは記憶に新しいところでしょう。これが契機となり世の中にテレワークおよび、在宅勤務というものが急速に広まりました。

総務省|出勤者を7割削減する旨の要請について

出社手当を理解するためのポイント2:出社手当が必要な理由

今のような情勢においても、やはり出社しないと業務ができない社員が一定の割合で存在します。データセンターでの保守管理業務や、書類など郵送物の受け取り、発送を伴う事務作業などが代表的な例となります。

 

また、接客業などそもそも出勤しないと業務が成り立たない場合もあるでしょう。そのような人達を救済する意味も含めて出社手当が発生すると、働く社員にやりがいが生まれる、または優秀な人材の流出を防ぐことにもなります。

社員への感謝

「出社手当」には、コロナ禍において感染リスクが存在する中で、やむを得ず出社して業務を遂行する社員に対しての感謝の意味が込められています。

 

出社する人数を制限した状態で通常業務に臨みますが、そこには今までとは全く違う環境が発生しており、そんな環境下で働く社員に対して、会社からの感謝の意味が出社手当には込められています。

社員のコロナ感染への危険

通勤時には電車やバスなどの公共交通機関を利用せざるを得ないケースが多く、そこには3密が発生しやすい状況があります。当然、新型コロナウイルスへの感染リスクが大きくなるのです。

 

感染が怖いけれど、どうしても出社しないといけないこともあるでしょう。「出社手当」は、そのような状況下でも出勤することに対する危険手当としての側面もあります。

出社手当を理解するためのポイント3:出社手当の対象となる社員・職種

「出社手当」の対象となる社員や職種は、主に「カスタマーサポート」、「営業」、「事務」が代表例となります。サーバなど機器や設備の保守点検、書類など郵送物の発送、受け取り、営業先の状況確認でやむを得ず出勤しないといけない場合などが例として挙げられます。

出社手当を理解するためのポイント4:出社手当のメリット

「出社手当」を導入することで、いくつかのメリットが発生します。主に社員の生活の質に関することですが、社員がやる気をだし業務を遂行することで、結果として企業にとってもメリットが発生することが見込まれます。

 

企業が自社で働く社員に思いやりをもち、気にかけてくれていれば優秀な人材の流出を防ぎ、社員のモチベーションの向上を期待できるでしょう。

メリット1:社員のモチベーションが上がる

既述のとおり、「出社手当」はコロナ禍において出社する社員への感謝や労いの意味が込められています。企業が従業員を気にかけている証拠ですので、その意味を理解した従業員は当然モチベーションも上がります。

 

そして、モチベーションが上がれば業務にもやる気をもって取り組むようになり、これによって優秀な人材の流出を防ぐ効果もあるため、結果的に企業にとってもメリットとなるでしょう。

メリット2:出社率が上がる

出社率が上がることにより、一部の業務が円滑に進みます。出社しないとできない業務に関して出社率が上がることは、これらの業務を遂行できる社員が増えることにもつながるため、業務内容によっては出社率が上がることによって業務効率が上がるという部署も存在します。

 

その一方で、マスク着用の義務化、デスク間の距離を設ける、パーテーションを設けて飛沫の拡散防止に努めるなどの感染症対策は必須です。

メリット3:社員の生活が安定する

「出社手当」の導入により、コロナ禍においても社員の収入に大きな影響が出ず、生活が安定することが見込まれるでしょう。

 

昨今では残業禁止、テレワーク導入に伴う非課税通勤手当の廃止などで収入が落ち込むケースがよくある中で、「出社手当」は社員にとって非常にありがたい制度でしょう。

出社手当を理解するためのポイント5:出社手当の相場

出社手当は1日あたり2,000円から5,000円が相場となります。通勤手段によって感染症のリスクは異なりますので、マイカー通勤か公共交通機関利用かで金額が違うケースも見受けられます。

 

また、マイカー通勤は3密になる場面が少ないため、手当の額が少なくなるのはある意味では当然と言えるでしょう。

出社手当の導入例2つ

出社手当はさまざまな企業で導入されています。勤務先で導入される、または、取引先企業で導入されたという情報を耳にしたこともあるでしょう。

 

これからは、下記にて出社手当の導入例をご紹介します。2020年4月の緊急事態宣言時、実際に導入された事例です。ぜひ参考にしてみて下さい。

危険手当として

やむを得ず出社しないといけない社員に対しての、危険手当として導入されている事例が存在します。

 

コロナ禍において人との接触機会が多い場合、感染リスクをゼロに抑えることは困難です。この状況下で出社する社員に対しての手当で、既述のとおり通勤手段によって支給額が異なります。

 

マイカー通勤か公共交通機関のどちらかを利用して通勤する場合、やはり公共交通機関の利用の方がより感染リスクが高くなるので、公共交通機関を利用する方が出社手当の支給額が高くなる傾向にあります。

感謝手当として

「出社手当」は、コロナ禍においてやむを得ず出社する社員に対して報いるための感謝手当として支給されている側面もあります。

 

データセンターやネットワーク機器の管理など、物理的にどうしても出社しないといけない社員も存在します。そのような人達に対して、会社からの感謝という意味も込めて支給されています。働く人達にとって、とても嬉しいことではないでしょうか。

出社手当を正しく理解しよう

以上が、昨今のコロナ禍で誕生した「出社手当」の概要となります。主にIT企業を中心に広がりを見せている傾向があり、今後もより一層、世間に浸透する可能性があるでしょう。

 

「出勤手当」は社員のモチベーションアップにつながり、結果として業績に反映される効果も期待できます。出社手当により、世の中の働く世代がより安心して働ける社会になるよう導入が増えていくといいでしょう。

ウェビナー