
AWSエンジニアを進歩させるAWS認定の種類:機械学習
クラウドサービスの一種であるAWSには、公式の認定資格があります。
AWS認定資格があれば、AWSに関する専門的な知識とスキルがあると証明できます。
本記事ではAWSの認定資格のひとつである「機械学習」について紹介します。
AWSの認定資格「機械学習」とは
AWS認定資格の一種「機械学習」はAWSクラウドを使用し、機械学習モデルを構築・調整・デプロイするスキルがあることが証明できる資格です。
この資格によって主に以下のような能力が証明されます。
・与えられた仕事の問題に対して適切なMLアプローチを選び、その理由を説明できる能力
・MLソリューションを実装にする上で最適なAWSサービスを選択できる能力
・スケーラビリティ・コスト・効率・信頼性・安全性に優れたML ソリューションを設計・実装できる能力
AWSの認定資格「機械学習」として認定されるためには
AWSの認定試験に合格するにはAWSクラウドにおけるML・ディープラーニングのロークロードの開発やアーキテクチャ設計・運用に関する知識や経験が必要です。
1~2年以上の実務経験に加えて以下の知識や経験を持っていることが推奨されています。
- 基本的に機械学習アルゴリズムとその背後にある直観的な知識を表現できる
- ハイパーパラメーター最適化が行える
- MLとディープラーニングのフレームワークの経験がある
- モデルのトレーニングに関するベストプラクティスに従える
- 開発・運用に関するベストプラクティスに従える
試験の概要
試験タイプ:択一選択問題と複数選択問題の2種類
時間:170分
料金:300USD
言語:日本語、英語、韓国語、中国語
試験場所:テストセンター
試験内容:データエンジニアリング、探索的データ解析、モデリング、機械学習の実装と運用の4分野が出題されます。
AWSプロフェッショナルにて設定された最適基準に応じて採点されます。
トレーニング
試験前には関連するAWSトレーニングをしたり、資料を読み込むことが推奨されています。
- Big Data on AWS:インストラクターによる3日間のコース
- Deep Learning on AWS:インストラクターによる1日のコース
- AWS での機械学習
- Amazon Machine Learning の主要なコンセプト
- データ変換リファレンス
- データの分割
- Containerized Machine Learning on AWS
- ML モデルのタイプ
- AWS re:Invent Machine Learning talk
機械学習に関するスキルを証明できる
AWS機械学習の資格があればMLソリューションの設計や実装、展開、保守に関する資格があることが証明できます。
AWSクラウドを使用した機械学習モデルの構築や調整、展開などができる人材を探している企業は、この資格を目安にしてみてはいかがでしょうか。
※出典元
AWS「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-machine-learning-specialty/