
AWSエンジニアを成長させるAWS認定の種類:セキュリティ
多くの企業が導入しているAWSエンジニアのスキルを証明できる公式の認定資格にはさまざまな種類があります。
その中でセキュリティに関するスキルと専門知識を証明できるのが「セキュリティ」です。
この記事ではAWS認定資格のひとつ「セキュリティ」について紹介します。
AWSの認定資格「セキュリティ」とは
AWSプラットフォームのセキュリティ保護に関する理解度を証明するための資格です。
この資格では主に以下のような能力が証明されます。
- 専門的なデータ分類とAWSにおけるデータ保護メカニズムについての理解がある
- データを暗号化する手法と、AWSにおける実装メカニズムについての理解がある
- セキュアなインターネットプロトコルと、AWSでそれを実現できる知識がある
- 安全な本番環境を実現するため、AWS のセキュリティサービスと機能についての実務経験と知識がある
- AWSのセキュリティ関連サービスと機能を使用した、2年以上の経験があり、得られたコンピテンシーを活かす能力がある
- 一連のアプリケーション要件に応じて、コスト・セキュリティ・デプロイの煩雑さとバランスを考えた意思決定を行える
- セキュリティを継続して運用する知識とリスクについての理解がある
AWSの認定資格「セキュリティ」として認定されるためには
AWS認定試験「セキュリティ」を受験するには以下のような知識と経験があることが推奨されています。
- IT分野のセキュリティソリューションの設計・実装に関する5年以上の経験がある
- AWSワークロードのセキュリティ保護に関する2年以上の実務経験がある
- AWSのワークロードに関するセキュリティ制御ができる
試験の概要
試験タイプ:択一選択問題と複数選択問題の2種類
時間:170分
料金:30,000円(税別)/模擬試験 4,000円(税別)
言語:日本語、英語、韓国語、中国語
試験場所:テストセンター
試験内容:インシデント対応、ログと監視、インフラストラクチャのセキュリティ、IDおよびアクセス管理、データ保護の5分野が出題されます。
トレーニング
試験前には関連するAWSトレーニングをしたり、資料を読み込んだりすることが推奨されています。
- AWS Security Fundamentals:3時間のオンラインコース
- Advanced Architecting on AWS:インストラクター主導のライブや仮想クラスで行う3日間のコース
- Security Operations on AWS:インストラクター主導のライブや仮想クラスで行う3日間のコース
- AWS Digital Training:自分のペースで行えるデジタルコース
- セキュリティおよびコンプライアンスに関するドキュメント
- コンプライアンス関連のリソース
セキュリティに関するスキルを証明できる
クラウドサービスを運用する上で、セキュリティ関連の知識は必要です。
高度なAWSのセキュリティに関する知識がある人材を探している企業は、AWSセキュリティの認定資格があるか確認してみてはいかがでしょうか。