AWSエンジニアを採用したい人事担当向けのAWS入門:Amazon Simple Queue Service


近年、クラウドサービスを導入する企業も増えており、AWSはその中でもトップシェアなのがAWSです。
AWSは多数のサービスを提供しており、その中から適したサービスを選べるのが特徴です。
本記事では、安全マネージド型メッセージキューの「Amazon Simple Queue Service」を紹介します。
Amazon Simple Queue Serviceとは
Amazon Simple Queue Serviceは、分散システム、サーバーレスアプリケーション用のメッセージキューです。
完全マネージド型のサービスで、マイクロサービス、分散システム、サーバーレスアプリケーションとの切り離しが可能です。
ソフトウェアコンポーネント間でメッセージの送信・保存・受信ができます。
ミドルウェアの管理や運用などに関する煩雑な作業がなくなるので、開発者が差別化作業に集中できます。
Amazon Simple Queue Serviceの価格
Amazon Simple Queue Serviceでは実際に使用した分だけ支払いを行います。
毎月100万件のリクエストまでは無料で使用できます。
それ以降は以下の料金がかかります。
- 標準キュー 0.40USD (0.0000004USD/リクエスト)
- FIFOキュー 0.50USD (0.0000005USD/リクエスト)
Amazon Simple Queue Serviceを使用するメリット
Amazon Simple Queue Serviceを利用するメリットは主に以下の4つが挙げられます。
管理オーバーヘッドの排除ができる
進行中のオペレーションと基盤インフラストラクチャが管理されているので、可用性が高いのが特徴です。
またメッセージングソフトウェアの取得やインストールなどが不要なので、構築やメンテナンスにかかる時間を短縮できます。
確実にメッセージを配信できる
Amazon Simple Queue Serviceは、データ量が多くても転送できるのが特徴です。
転送時にメッセージが紛失することもなく、他のサービスも必要ありません。
実行や失敗は個別に行われるので、耐障害性も向上します。
機密データを安全にやり取りできる
Amazon Simple Queue Serviceではサーバー側の暗号化によってメッセージ本文を暗号化できます。
そのため機密データでも安全にやり取りが可能です。
また、Amazon Simple Queue ServiceとAWS Key Management Serviceの統合によって、メッセージを保護するキーと他のAWSリソースを保護するためのキーを集中管理できるようになりました。
効率良くスケールできる
AWSクラウドを活用し、需要に基づいてスケールができます。
伸縮自在にスケールできるので、容量や事前プロビジョニングについて心配不要です。
またキューあたりのメッセージ数に制限がありません。
標準キューではほぼ無制限にスループットが提供され、使用量に基づいて課金されるので、コスト効率も良くなります。
簡単に導入できるサービス
Amazon Simple Queue Serviceは、前払いや手続きなどは一切不要で導入できるサービスです。
インストールやサーバーインスタンスも不要です。またメッセージは暗号化されるので安全に配信されるのも特徴です。
Amazon Simple Queue Serviceによるメッセージ配信サービスを考えている会社であれば、AWSエンジニアの採用を検討すると良いでしょう。